石蛙@甲府駅前

 2016年10月中旬に、山梨県甲府市を訪れました。駅前にあるほうとう専門店で見つけた石製の蛙を紹介します。

石蛙@小作甲府駅前店
Fig. 1 石蛙@小作甲府駅前店

▼ 野菜を煮込み、味噌で味付け

 JR中央本線普通列車(Fig. 4)で、昼過ぎに甲府駅に到着。駅ビル、エクランを抜け、戦国武将、武田信玄公銅像を横目に、南口のバスターミナルからまっすぐ南方向に延びる平和通りを歩きます。

 ほうとうは、信玄餅や煮貝、鳥もつ煮と並び山梨を代表する郷土料理。煮干しやかつお節でだしを取り、きしめんを太くしたコシのある平麺を、里芋、たまねぎ、かぼちゃなどの野菜とともに煮込み、味噌で味付けします。

 家庭料理としての歴史は長いですが、外食として飲食店で提供されたのは、1964年。郷土食ほうとう(ほうとうあかいけ)、三里などの飲食店が甲府市内に現れました。

小作甲府駅前店
Fig. 2 小作甲府駅前店
▼ 大きく開いた口と大きな目

 観光客をターゲットにバラエティに富んだほうとうを提供したのが、1972年創業の小作(こさく)。河口湖や石和温泉を始め、山梨県内の主要な観光地を中心に、10店舗を展開しています。

 甲府駅南口から徒歩約1分と交通至便な甲府駅前店(Fig. 2)では、シンボルの水車こそないものの、や蛙(Fig. 1)など可愛らしい石製の動物達が店前で出迎えてくれます。

 石蛙の大きさは、幅約40 cm×奥行き約60 cm×高さ約50 cm。甲府を訪れた人々をよぉ!と気軽にもてなすように、大きく開いた口と大きな目が特徴的。背中には3本のすじが入り、外観はトノサマカエルのようです。

 宿泊したホテルの朝食ビュッフェでいただいたほうとう(Fig. 3)は、白味噌に豚ばら肉、かぼちゃ、里芋、しめじが入り、野菜の味が溶け込んだ甘くやさしい味でした。

 秋が深まり雨がちで肌寒い天候のなか、冷えた体を温める事ができました。甲府に足を運んだ際は、駅前の石蛙に目を留め、ほうとうを堪能してください。

ほうとう@ドーミーイン甲府
221系@中央本線
Fig. 3 ほうとう@ドーミーイン甲府
Fig. 4 221系@中央本線

小作甲府駅前店 甲府市丸の内1-7-2
ドーミーイン甲府 甲府市中央1-14-3


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