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2016年10月中旬に、山梨県笛吹市を訪れました。石和温泉駅近くを流れる第二平等川にかかる石和橋で見つけた蛙を紹介します。
▼ 流れが急なあばれ川 立川駅から中央本線に乗車し、途中高尾駅でスカイブルーとライトグリーンの211系電車に乗り換え、約2時間で石和温泉駅に到着します。 2014年に建てかえられた真新しい駅舎を出て、駅前通りを南方向に歩きます。駅前にショッピングセンターがあるためか、車の交通量は多く活気を感じます。 南北にそびえる山々に霧がかかる曇天の中を約10分歩くと、かつて笛吹川の本流だった第二平等川(Fig. 4)が見えます。川幅がせまく、流れが急な笛吹川は、大雨のたびに氾濫し、人々を苦しませてきました。1907年の水害を機に、鵜飼川に本流を切り替えました。
支流となった第二平等川ですが、前夜に降った雨水を集め、勢いよく流れていました。その様子は、洪水で流された母親を探しながら笛を吹いたという笛吹権三郎(Fig. 2)の伝説を思い起こさせます。 その笛吹権三郎を始め、石和橋には河童(Fig. 3)、蛙(Fig. 1)と3種類の石像が設置されています。蛙は、幅20 cm×高さ15 cm×奥行き30 cmで橋中央の欄干上に据え付けられています。 左の前足を岩の上に乗せ、動きのあるポーズをしています。近くに立ち寄った際は、石蛙に会いに石和橋まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
石和橋 甲府市川田町933-22 |