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2016年5月下旬に山形県山形市を訪れました。小白川町にある天満神社で見つけた3匹の石蛙を紹介します
▼ 木立の先に神社あり 山形駅東口から東方向に向かうと、なだらかな坂道を登っている事に気づきます。東側に山々がそびえ山肌に沿って東南から北西に馬見ヶ崎川が流れ、そこから取水された用水が山形五堰として市街地を流れます。 商店が軒を連ねる七日町や専称寺を始めとする寺社が集まる緑町には、城下町の雰囲気が残っていますが、山形大学のキャンパスが広がる小白川町辺りまでくるとごく一般的な住宅地の雰囲気で、なじみのある風景に心が和みます。 戸建ての他、小規模な団地が建ち並ぶ一角がありました。その団地と隣接する木立の先に天満神社(Fig. 3)がありました。
木々に囲まれているためか、国道13号線バイパスを走る車の音は聞こえず境内はとても静かです。楼門(Fig. 4)をくぐったすぐ左に一列に並んで鎮座する石製の蛙達(Fig. 1、Fig. 2)を見つけました。 全部で3匹おり、類似しているもののその造形はすべて少しずつ異なります。近くには水は張られていないものの池と思われる空間があり、蛙の他に亀もおり水辺に集まる動物達の様子を表しているようです。 江戸時代には幕府の祈願所に定められ、大宰府天満宮、北野天満宮とともに3大天満宮と呼ばれていたそうです。かつての繁栄を想像しながらの散策をおすすめします。
天満神社 山形市小白川町3-4-6 |