山形で見つけたカエル

 2006年5月下旬に、山形を旅したときに出会ったカエル達を紹介します。木々の新緑がとてもきれいな時期でした。

1. 山寺の蛙岩
 新宿発の夜行バスで早朝に山形駅に着き、仙山線に乗り山形から20分ほどで山寺に到着しました。奈良時代に開山された立石寺(りっしゃくじ)というお寺があり、長年の風雨に削り取られた荒々しい岩肌が見られます。奥の院へ行くまで1015段もの階段を登らなくてはなりませんが、日差しもきつくなく比較的楽に登れました。芭蕉の句で有名な「セミの鳴き声」は、時期的に早く残念ながら聴く事ができませんでした。

蛙岩@山寺
Fig. 1 蛙岩@山寺
 階段を下り、立石寺本坊の手前辺りで「蛙岩」と呼ばれる大きな石を見つけました(Fig. 1)。パンフレットには載っていますが案内板は立ってないので通り過ごしてしまうかもしれません。なだらかな山型をしていて、蛙がしゃがんでいる様に見えなくもありません。手前の銅像は羅漢像で、右手から沢の水を噴水として噴き上げています。

2. セトヤ市村の陶製蛙
セトヤ市村の蛙
Fig. 2 セトヤ市村の蛙
 ふたたび仙山線で山形駅へ戻り、市役所方面へ歩いていると、陶磁器店の裏庭にユニークな陶器の蛙を発見しました(Fig. 2)。竹の垣根に垂直にぶら下がっていてかなり目立ちます。大きさはタテ5~60 cm程でしょうか。店内にも蛙の置物がありました。
 戦国時代より城下町として栄えてきた山形市、山形城や文翔館(旧県庁)など歴史ある建造物が存在します。決して派手ではないけれどなんだか落ち着く街、そんな印象をもちました。

山寺(立石寺) 山形市山寺4456
セトヤ市村本店 山形市本町1-3-18

※参考HP:城下町やまがた探険地図


inserted by FC2 system