蛙像が街を見守る 宇都宮

 2019年2月下旬に、栃木県宇都宮市を訪れました。駅前で出会った石製の蛙、2匹を紹介します。

蛙像(子蛙あり)
Fig. 1 蛙像(子蛙あり)

▼ 2匹の大きな蛙像が鎮座

 東京駅を出発したJR東北新幹線(Fig. 1)は、大宮駅を発車するとスピードを上げ、一直線に延びる高架上の線路をひた走ります。50分で、宇都宮駅に到着。

 2階の改札近くにある観光案内所で蛙像の場所を尋ねると、名物の餃子を擬人化した 餃子像(Fig. 2)を案内されてしまい、気を取り直してもう一度尋ねると、西口のペデストリアンデッキ下にある旨、教えていただけました。路線バスやタクシーが行き交うロータリーの横断歩道を渡ると、1 mの距離を空けて2匹の大きな蛙像(Fig .1、Fig.3)が鎮座していました。

餃子像
Fig. 2 餃子像
▼ 二荒山神社の狛蛙のよう

 駅前から西方向に徒歩10分の所にある、二荒山(ふたらさん)神社の狛犬ならぬ狛蛙のよう。向かって右側の蛙には、5匹の子蛙が背中や腕にしがみついており、その目には黄色が混じったビー玉が埋め込まれています。

 大きさはどちらも幅180 cm×高さ150 cm×奥行き150 cm。近くで採掘される大谷石で作られています。銘板には、関東大谷石工業株式会社が1983年に寄贈した旨記載されていました。

 餃子像が制作されたのは、1994年。それより10年以上前に設置され、宇都宮の街を見続けてきた蛙像に会いに行ってみてください。

蛙像(子蛙なし)
JR東北新幹線
Fig. 3 蛙像(子蛙なし)
Fig. 4 JR東北新幹線

宇都宮駅ビルパセオ(PASEO) 宇都宮市川向町1-23、028-627-8500


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