松が峰教会のカン蛙

 宮沢賢治の童話にちなんだ蛙があるいう話を聞きつけ、2006年12月に栃木県宇都宮市を訪ねました。

焼餃子@宇都宮みんみん
Fig. 1 焼餃子@宇都宮みんみん

 上野からJR東北本線に乗って1時間40分、栃木の県庁所在地・宇都宮に到着です。古くは日光の玄関口、二荒山神社の門前町として栄え、現在では餃子の街としてすっかり有名になりました。

 お昼時を過ぎての到着となりましたがせっかくなので宇都宮餃子を賞味。東京池袋にも出店中の宇都宮みんみんさんにお邪魔しました。ニンニクの効いた具とやや厚手な皮に閉じ込められた肉汁が秀逸!焼・水餃子+ご飯付きで500円台はとてもお得です。

カン蛙@松が峰教会
Fig. 2 カン蛙@松が峰教会
 左右に様々な商店が並ぶオリオン通りをぬけ、東武百貨店の裏手に回ると大谷石でできたレトロな洋風建築の松が峰教会に着きます。ぐるりと周囲を一周すると、道路と反対側の屋根の下にカエルのガーゴイル(=屋根の水落し口)を見つける事ができました。施工は昭和7年ですが、ガーゴイルは戦後に後から造られた様。周りの部分より白っぽくみえます。
 大きさは遠目で分かりづらかったですが、5~80cm程度。残念ながら雨水を口から落とす様子は見れませんでしたが、雨の滴を待ち受けるカエルもまた大谷石でできています。
 ところでこのカエル、長靴を履いているのが分かるでしょうか?実は宮沢賢治の「蛙のゴム靴」という童話に因んで造られたものなのです。理由はこの教会を設計したペジェ神父と賢治さんに親交があったからとか。 ちなみに大谷石の産地、大谷町は宇都宮からバスで30分ほど。お土産の蛙の他にも六蛙というカエルにちなんだ巨石もあるそう。次は足を伸ばしてみたいと思います。

【参考HP】 ゴム靴を履いたカエルを発見!

カトリック松が峰教会
宇都宮市松が峰1-1-5 028-635-0405

フレッツカフェ
宇都宮市大通り2-1-5明治安田生命ビル1F 028-633-9955
NTT東日本栃木運営のネットカフェ。ブロードバンド完備・コーヒー無料のサービスは、散策後の休憩におすすめです。


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