2018年9月中旬に、神奈川県横須賀市浦賀を訪れました。海辺にある東林寺で出会った、石製の蛙達を紹介します。

Fig. 1　石蛙その１＠東林寺

▼　のどかな日常が広がる

　京浜急行電鉄本線の終着駅、浦賀駅を降り、海沿いを南東方向に歩きます。右側には、住友重機械工業浦賀工場の跡地が残り、左側には険しい崖がそびえています。

　約10分で、住宅地が広がる新町地区に到着。街中にはゴミ出しの傍ら、世間話に興ずる奥様方や、ジョギングや犬の散歩で汗を流す方々など、のどかな日常が広がっています。

Fig. 2　石蛙その２＠東林寺

▼　静かで安らぐ雰囲気

　浦賀の渡しの東渡船場から約50 m東方向に進み左折すると、右側に三浦稲荷社、左側に東林寺が見えます。約50段あるコンクリート製の階段を上り、山門をくぐると、足元に座る石蛙（Fig. 3）が出迎えてくれます。

　どの蛙も大きさは、幅約30 cm×奥行き約30 cm×高さ約30 cmと大きくありませんが、それぞれ異なる格好と表情をしています。特に、手水舎の近くに置かれた石蛙（Fig. 1）が、苔むし緑色をしており、歴史を感じさせます。

　海辺を散策しながら、多くの蛙達が待つ寺に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。