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2022年1月中旬に三重県津市にある佛眼(ぶつげん)寺を訪れました。境内で出会った3体の石蛙を紹介します。
近鉄名古屋線を津新町駅で下車し、正面にロータリーを見ながら右折し踏切を渡ります。南東方向に一直線に延びる道路を歩くこと10分。 岩田川にかかる橋を渡り、津刑務所の官舎と戸建ての路地を進みます。静かな水面が、晴れ渡った朝の青空を映し出していました。 5分で突き当たる国道23号線を左折すると、すぐ目的地に到着。石柱で寺名を確認し境内に入ると、正面に建つ本殿(Fig. 4)の両脇に、蛙が3匹縦に並ぶ石像(Fig. 1、Fig. 2)が2体立っていました。
石蛙の傍には立て看板が立てられており、「昔のように親を敬い、御先祖様を大切にする日本人の心にかえるよう」と記載。親子の蛙を表しているのでしょう。 大きさは、幅約80 cm×高さ約120 cm×奥行き約100 cm。触るとザラザラとした感触がありました。 本殿の左側には住職の自宅と思われる戸建てがあり、玄関の前にも石蛙(Fig. 4)が1匹置かれていました。こちらはやや目つきが鋭く、表情も異なります。 蛙3匹の石像の方も、よく見ると左右で並び方や高さ、蛙の姿勢などが少し異なります。作られた時期や作者が違うのかもしれません。
佛眼寺 津市岩田21-34、059-228-6575 |