青銅蛙@新豊島川

 2015年12月下旬に、大阪府豊中市を訪れました。河川のコンクリート壁に取り付けられた蛙を紹介します。

青銅蛙その1@新豊島川
Fig. 1 青銅蛙その1@新豊島川

▼ 3つの川を越え園田駅に到着

 梅田駅から阪急神戸本線の各駅停車に乗ります。ほとんどの車両で外装にマルーンと呼ばれる深い茶色、床にクリーム色、座席に緑色が使われており、一目で阪急電車と分かります。

 淀川、神崎川、猪名川と3つの川を越え、約15分で園田駅(Fig. 4)に到着しました。駅前のバス停からリーム色に水色の帯が巻かれた阪急バス24系統江坂駅行きに乗り、南東方向に進みます。

 再び、猪名川を越えると兵庫県尼崎市から大阪府豊中市に入ります。上津島3丁目の交差点を右折し、新豊島川(しんてしまがわ)(Fig. 3)に沿って走り、約10分で寸賀尻橋(すがじりばし)バス停に到着します。

青銅蛙その2@新豊島川
Fig. 2 青銅蛙その2@新豊島川
▼ 水辺に集まる動物達

 交差点の左側にはかつてグリコ・森永事件で、現金の引き渡し場所に指定されたレストラン・ダンヒルがありましたが、現在はパチンコ屋に建て替えられました。バス停の周囲には、工場や戸建ての住宅が混在する街並みが広がっています。

 川沿いに設けられた遊歩道を行き交う人々の目を楽しませるためか、ところどころに河童や猫など動物の青銅像が設置されています。その中にダイナミックなポーズを取る蛙を2匹(Fig. 1、Fig. 2)見つけました。

 腕を組んで天を仰いだり、両手を上げて叫んだりする様子は、まるで鳥獣戯画の絵巻から飛び出してきたかのよう。直線状に続く殺風景な雰囲気を幾分和らげているように感じました。

新豊島川
園田駅
Fig. 3 新豊島川
Fig. 4 園田駅

青銅蛙@新豊島川 豊中市名神口3-6、7


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