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2017年12月中旬に富山県富山市を訪れました。国道41号線と国道8号線を結ぶ地下歩道の近くで見つけた、3匹の蛙を紹介します。
▼ 3匹の蛙と赤とんぼ 富山駅の南側を線路と並行に延びるひまわり通りを東方向に歩きます。東田地方北交差点を右折し、地下歩道を抜け、地上に出ます。 線路沿いに設置された工事用のフェンスに、3匹の蛙と赤とんぼ(Fig. 1)が描かれているのを見つけました。3匹とも蓮の葉にのり、子蛙は、口を大きく明けて赤とんぼがいる事を親蛙に教えているかのようです。 富山駅周辺では、利便性の向上をめざした連続立体交差事業が進行中。北陸新幹線に加えて、在来線も高架化し、空いたスペースに南北に分断された路面電車を接続する線路を敷設する計画です。
現在地上を走るJR高山本線(Fig. 2)や富山地方鉄道も、いずれは高架化される見通し。その工事のため、道路との境にフェンスが設置されたと思われます。 立山連峰から日本海に注ぐ豊かな水が川を流れる富山市。近くを流れ、芥川賞作家の宮本輝が描く蛍川に登場するいたち川(Fig. 3)は、今もきれいな水をたたえています。 蛙や赤とんぼが生息できるくらいきれいな水辺が残る富山市を訪れた際は、3匹の蛙がいるフェンスを見に駅から少し足を延ばしてみてください。
工事用のフェンス 富山市城北町 |