道風記念館@春日井

 2006年12月中旬に、久々に購入した青春18きっぷを利用して名古屋を訪ねました。今回は直接名古屋駅を目指さず、途中で中央本線に乗り換え春日井市にある勝川(かちがわ)駅に降り立ちました。

小野道風立像
Fig. 1 小野道風立像

  頭上を東名阪自動車が通り、住宅と工場が立ち並ぶ街並みを抜け、庄内川沿いにある道風(とうふう)記念館を目指します。道風とは、平安時代に能書家として活躍した小野道風のこと。中国の書に日本風の穏やかさを取りいれ、日本独自の書(和様の書)を創始した事で有名です。道風生誕の地と伝わる松河戸町に記念館がつくられたのは1981年のこと。

 駅から30分程歩いて記念館に到着。入口に立てられた道風像(fig. 01)の足下には 小さな蛙がいました。またこの他にも記念館のあちらこちらに蛙の像が置いてあります。

 道風と蛙にまつわるエピソードは大変有名で、戦前の教科書にも載っていたほど。「柳に蛙が飛びつこうとして、何度も挑戦しているさまを見て発心し、書道に専念した。」という内容です。

ジャンプする蛙の像
Fig. 2 ジャンプする蛙の像

 いつから言い伝えかはっきりしませんが、江戸時代発刊の梅園叢書という本に記載されている事がわかっています。数ある蛙像のなかでも必見なのが公園の片隅にあるに「ジャンプする蛙の像」(fig. 2)。見事に像の上には柳の葉が垂れ下がり、台座には「たゆまぬ努力は成功のもと」の文字が。まさに「柳に蛙」のエピソードを具現化したような像ですね。

 この他館内には、小野道風作と伝えたれている古筆から、近現代の名作まで約2000点の作品が保管・展示されています。

道風記念館 春日井市松河戸町946-2

紙芝居・蛙と道風さん …… 「柳に蛙」のエピソードを紹介。

【名古屋グルメ】
川長 うなぎ釜飯 名古屋市東区山口町4-16、052-935-2829。
11:00~14:00、17:00~19:30。日曜休。住宅地の一角にある隠れた名店。
うなぎ釜飯(1500円)はそのままでも、出汁をかけて食べるもよし。


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