高岡カエル

 2009年7月初旬に、開町400年を迎える富山県高岡市を訪ねました。1609年に加賀藩主・前田利長により高岡城が築かれたのが始まりです。

鳥獣戯画の銅像(部分)
Fig. 1 鳥獣戯画の銅像(部分)
 お城は利長の死後わずか5年で廃城となってしまいますが、代わりに鋳物や漆器などを中心とした商業の町として発展してきました。3棟の国宝建築を有する瑞龍寺高岡大仏、古城公園など見どころも満載です。

 高岡駅から大仏へ向かう途中、商店街のアーケードを抜けたあたりで鳥獣戯画をモチーフにしたカエルの銅像(Fig. 1)を発見しました。

カエルのベンチ
Fig. 2 カエルのベンチ
 大きさは80cm程、うさぎと共に籠に入ったねずみを運ぶその表情はとても苦しそうで、息があがっています。鋳物の街というだけあり、この他にも様々な銅像を街のあちこちで見かけました。

 さらに古城公園へ歩を進めると、右手に「うたうた」というカラオケ喫茶を見つけました。店頭に置かれた陶器や金属製のカエルから店主の趣味がうかがえます。

 中でも両脇を石製のカエルが支える木製のベンチ(Fig. 2)が目を引きました。こんなベンチに腰を下ろして一服できたら幸せですね。お店は残念ながらお休みでした。

鳥獣戯画の銅像 高岡市御旅屋町1201
カラオケ喫茶うたうた 高岡市大手町2-31




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