のかえる@高畠

 日本のアンデルセンと呼ばれる童話作家・浜田広介の故郷、山形県高畠町を訪れました。

石のかえるとひきがえる
Fig. 1 石のかえる
 JR米沢駅から山形線(奥羽本線)で2駅、15分ほどで高畠駅に到着しました。駅舎の受付で自転車を借り(500円/3時間)、サイクリングロードを走ります。旧山形交通高畠線の線路跡を利用して作られたとのこと、田畑が広がり遠くには蔵王の山々が見渡せる絶好のロケーションが広がっています。
 駅を出発して最初の見所は浜田広介記念館。生い立ちや作品の紹介、ミニシアターでのスライド上映がありました。続いて30分ほどで旧高畠駅舎へ。ここは高畠線の中心駅だったところで、今も昭和初期に建てられた駅舎と当時走っていた列車が保存されています。

ひまだれ倶楽部
Fig. 2 ひまだれ倶楽部
 サイクリングロードを離れ昭和縁結び通りへ。この通りには20軒以上ものレトロな建物が昭和ミニ資料館として保存され、中の様子を見学することが出来ます。中には喫茶店や蕎麦屋さんなど実際に営業されているお店もあります。また、歩道にはところどころに浜田広介の作品をモチーフにした石碑が立っています。その一つが「石のかえるとひきがえる」にちなんだ石碑(Fig. 1)です。
 他にも昭和ミニ資料館の店先で石の蛙を見つけました(Fig. 2)。皆川石材店さんでは、旧高畠駅舎にも使われている多孔質の高畠石を使った石像作り体験ができるそうです(ひまだれ倶楽部)。どこかなつかしいまほろばの里、高畠をぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

浜田広介記念館 東置賜郡高畠町大字一本柳2110
・皆川石材店(昭和十四号館) 東置賜郡高畠町大字高畠970

※参考HP: 昭和縁結び通り商店街


inserted by FC2 system