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2012年3月中旬に京都を訪れました。時おり雨がちらつき冷え込みも厳しかったですが、あちらこちらで梅が開花し春の息吹を感じる事ができました。滞在中に見つけた、石製の蛙像を紹介します。
▼ 石屋が隣接する小寺院 雙林寺は、円山音楽堂の東側、円山公園と高台寺に挟まれた敷地にひっそりと佇む小さなお寺。平安時代初期の創建と歴史は古く、かつては多くの建造物を有していたそうです。 しかし高台寺や円山公園の造営で敷地を削られ、現在は本尊を祀るお堂を残すのみになっています。住職一家が石材屋さんも兼ねているようで、隣りに大きな看板が出ていました。
▼ 表情が異なる5匹の石蛙 そのためか庭には参道沿いに左右に細長く造られた庭には、狸や大黒さま、ペンギンなど様々な石像が置かれています。その中に5匹の蛙を見つけました。 うち1匹は親蛙の背中に乗る子供の蛙(Fig. 1)なので、実質は4体になります。大きさは全て高さ30cm程、3体並んだ左側の蛙(Fig. 2)は目玉が飛び出し、ユニークな表情をしています。苔むす庭のあちらこちらに置かれた石像を見ていると、色々な物語が浮かんで来そうです。 石塀小路やねねの道などの散策ルートから外れ、少々分かりにくい場所にありますが、東山地区を訪れた際は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
雙林寺 京都市東山区下河原鷲尾町527
▼ 日替りランチ@サバド |