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2017年3月上旬に静岡県静岡市を訪れました。静岡鉄道の県立美術館前駅から程近い公園で見つけた蛙達を紹介します。
▼ 駅前から南東に続く坂道 新静岡駅から前面が凸型をしたステンレス製の車体をもつ2両編成の電車に乗り、約15分で県立美術館前駅に到着します。県道407号線を渡り、駅前から南東方向に続く坂道を上ります。 正面には日本平のなだらかな丘陵が控え、左側には静岡県立大学の赤茶色をした瀟洒な校舎が見えます。約10分歩くと片側1車線の道路との交差点に差し掛かりました。 右側に宮の後公園(Fig. 3)が広がり、砂地の広場ではゲートボールに興じている地元の人々が目に入ります。奥に谷田古墳群1号墳(Fig. 4)があり、かつて存在した庵原(いほはら)国の繁栄を偲ばせます。
交差点を行き交う車や人を見守るように、石製の蛙(Fig. 1)が立っているのを見つけました。大きさは、幅30 cm×奥行き30 cm×高さ80 cm。手には大幣(おおぬさ)を持ち、頭には烏帽子(えぼし)をかぶり、神主の姿をしています。 交通安全と書かれた黄色の帯を首から下げています。ビックリしたような表情が印象的でした。 また、谷田公園愛護会が作成した蛙の木製看板(Fig. 2)が2枚、植え込みの中に取り付けられていました。大きさは、縦約50 cm×横約40 cm。 鼻と口は赤く塗られ、満面の笑みを浮かべています。お近くに立ち寄った際は、蛙と古墳がある宮の後公園に足を延ばしてみてください。
宮の後公園 静岡市駿河区谷田26 |