|
2017年2月上旬に宮城県仙台市を訪れました。広瀬川で出会った蛙のオブジェを紹介します。
▼ 市街地を蛇行して流れる 広瀬川は、仙台市を流れる全長約45 kmの一級河川。山形県との県境に近い青葉区作並に端を発し、市街地を蛇行しながら流れ、若林区で名取川と合流して太平洋に注ぎます。 とあるブログで見つけたオブジェを見るため、多数のバスが発着する仙台駅西口バスターミナルから仙台市営バスに乗り約20分、若林小学校前バス停で降り、県道54号線を南東方向に歩きます。国道4号線仙台バイパス(Fig. 4)にかかる歩道橋から、広瀬川にかかるライトグリーンの3連アーチが印象的な千代(せんだい)大橋(Fig. 3)が見えました。
千代大橋から遊歩道を下流に向かって歩くこと約500 m、中河原緑地で水辺の生物が画かれたオブジェを見つけました。目的 のカジカガエル(かじかガエル)(Fig. 1、Fig. 2)の他、セキレイ、ゲンゴロウ、アユ、ウグイ、サワガニ、チョウゲンボウの7種類。形状は正方形で、大きさは一辺約2 m50 cmです。 カジカガエルは、北海道と琉球列島を除く日本各地に生息する、体長約3~7 cmの小さな蛙。見た目は地味で暗緑色や暗灰色をしていますが、「ピピピピピ!」という鳴き声は美しく、まるで小鳥のようです。 広瀬川は、このカジカガエルが上流域から下流域にかけて幅広く分布する事で知られています。1996年には、「広瀬川のカジカガエルと野鳥」が、環境庁(現環境省)の企画「残したい”日本の音風景100選”」に選ばれました。 カジカガエルを始め水辺の生物のオブジェに会いに、中河原緑地を訪れてみてはいかがでしょうか。
広瀬川中河原緑地 若林区若林7(千代大橋東河畔)
■ 参考HomePage
|