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2015年7月上旬に、東京都文京区を訪れました。石を敷き詰めて画かれた蛙を見つけたので、紹介します。
東京メトロ千代田線に乗り千駄木駅で下車します。団子坂方面の出口から地上に出て、緩やかな上り坂を東方向に歩きます。 汐見児童館と森鴎外記念館の間にある細い道を左折します。この道は、薮下通りと呼ばれ中山道と不忍通りの間にできた脇道だそう。 付近に住んでいた文豪、森鴎外が散歩をした道として知られ作品にも登場しているという事です。現在は、住宅地の中に図書館や中学校などの公共施設が散在する静かな雰囲気の中、周辺住民の生活の足として活躍しています。
その薮下通りに設けられた煉瓦敷きの歩道部分に石畳の絵が描かれています。駅に近い方から、鴨、パンダと続き、最後が蛙(Fig. 1)です。 白と黒と緑に着色された直径約3 cmの石が使われ、石畳全体の大きさは、縦約80 cm×横約80 cm。蛙は座っており、体は緑、目は黒、その他の部分は白の石が使われています。 口には白の石が横一列に並び、ニカッと笑っているような表情が印象的でした。隣接する汐見児童遊園(Fig. 2)で遊ぶ、子供達を暖かく見守っているかのようです。 汐見児童遊園 文京区千駄木2-19 |