2015年1月下旬に、東京都多摩市を訪れました。聖蹟桜ヶ丘駅近くの公園で出会った蛙を紹介します。
Fig. 1 蛙@ろくせぶのなかま |
▼ 多摩市の主要駅
川崎駅からJR南武線に乗り、約50分で分倍河原駅に到着。京王電鉄本線に乗り換え、約10分で聖蹟桜ヶ丘駅に着きます。
多摩センター駅と並ぶ多摩市の主要駅で、特急や京王ライナーを含む全列車が停車し、北側には京王電鉄株式会社の本社があります。
また、京王百貨店やOPAを始めとする商業施設が林立しており、夕暮れを迎えた駅前は、仕事帰りの会社員や買い物に勤しむ主婦など多くの人で賑わっていました。
南東方向に伸びる川崎街道に沿って歩道を歩く事約10分、左折した後側道沿いに円形状の公園(Fig. 4)を見つけました。公園の入口には、太陽、子供、うさぎ(Fig. 3)、蛙(Fig. 1)をあしらったモニュメント、ろくせぶのなかま(Fig. 2)が設置されていました。
Fig. 2 ろくせぶのなかま |
▼ 昔の面積単位に由来
公園の名前は、ろくせぶ公園。昔の面積単位に由来しています。
明治時代に多摩川が反乱し、洪水で流された土地を約600 m2ごとに区分けしました。尺貫法(しゃっかんほう)の六畝(せ)六歩(ぶ)に相当します。
モニュメントは、薮内左斗司(さとし)の作品。中心に太陽が上り、それを見あげる子供と周りを走るうさぎと蛙。蛙は青銅製で、全部で4匹います。
豊かな自然を表した作品を見ながらのんびりとした気持ちに浸りつつ、あばれ川と呼ばれた多摩川の過去に思いを馳せてみるのもよさそうです。
Fig. 3 ろくせぶのなかま(部分)
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Fig. 4 ろくせぶ公園
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ろくせぶ公園 東京都多摩市関戸2-29-10