のってカエル@札幌市交通局

 2018年3月中旬に、札幌市を訪れました。地下鉄の車内で見つけた蛙のキャラクターを紹介します。

のってカエル
Fig. 1 のってカエル
▼ 球体の上で飛び跳ねる

 札幌市交通局の地下鉄は、1971年に南北線の真駒内駅と北24条駅の間で営業を開始しました。その後、東西線と東豊線が開通し、営業キロ数48.0 kmと日本で5番目の長さを誇ります。

 南北線は、1972年に開催を控えた札幌五輪での利用を見据え、北は路面電車、南は定山渓鉄道の線路を置き換えて建設されました。ゴムタイヤをはいている、高架部分に楕円形のシェルターがある、網棚がない、車両間の扉(Fig. 3)が横に広く六角形をしているなどの特徴があります。

 その扉の中央に、ドアに注意!と上部に大きく朱書きされたステッカー(Fig. 2)が貼られていました。下部には球体の上で器用に跳び跳ねる、小熊、シマウマと蛙(Fig. 3)が画かれていました。

ドアに注意!
Fig. 2 ドアに注意!
▼ エコをアピール

 球体を走る車両の色から、それぞれ南北線、東西線、東豊線を表しているようです。カエルは、カバンを持ち、ネクタイを締め、サラリーマンのよう。

 3匹は2009年から始まった、乗ってコ!プロジェクトのイメージキャラクター。自家用車の代わりに地下鉄や市電を使うと、二酸化炭素を削減でき、ドニチカきっぷ(520円)などの割引切符を使うとお財布にもエコである事をアピールしています。

 東西線(Fig. 4)と東豊線にも乗りましたが、蛙のステッカーは見つかりませんでした。南北線に乗ったら、蛙を始め、3匹が踊るステッカーに探してみてください。

車両間の扉@南北線
ドアにご注意!@東西線
Fig. 3 車両間の扉@南北線
Fig. 4 ドアにご注意!@東西線


inserted by FC2 system