一願@西院春日神社

 2012年3月下旬に、神社の境内に石蛙がいる神社がある事を知り、京都市右京区の西院春日神社を訪れました。

一願蛙@西院春日神社
Fig. 1 一願蛙@西院春日神社

▼ 西大路を北から南へ

 JR京都駅から徒歩5分程のアパホテル京都駅堀川通から散策をスタート。大浴場付きで快適でした。

 七条堀川バス停から市バスに乗り千本上立売バス停へ。千本釈迦堂と上七軒の街並みを鑑賞後、北野天満宮へ。を観賞し、牛の像と写真を撮り、北野天満宮前バス停から同じく市バスで西大路四条バス停へ。

 徒歩5分程の西院春日神社(Fig. 2)を参拝。奈良・春日大社の神様を奉り、境内には様々な言い伝えのある石がが置かれています。その1つである一願蛙(Fig. 1)は、手水舎の右側に置かれ高さは約50 cm程度です。ギョロリとした大きな目と間一文字に結んだ意志の強そうな口が印象的でした。

 名前の由来は、水をかけてお参りすると願いが叶うという言い伝えから。また、「見返る」の語呂合わせから2匹の子蛙が背中にしがみつく様に乗っています。親蛙と合わせて3蛙(見返る)です。

西院春日神社正面
Fig. 2 西院春日神社正面

▼ 西院と賽の河原

 近くに阪急京都線と嵐電嵐山本線の西院駅があり、共に徒歩約5分程。それぞれ「さいいん」(阪急)、「さい」(嵐電)と読み方が異なります。

 地名は、現在では「さいいん」が一般的ですが、昔は「さい」と読んでいました。平安時代に埋葬地があり、西院(賽)の河原と呼ばれ、人里離れた淋しい土地だったそうです。

 現在では京都随一の繁華街、四条河原町から近く、飲食店や物販店が立ち並び、車が行き交う賑やかな場所になっています。

西院春日神社 京都市右京区西院春日町61

■ 参考文献
▼ 時代別・京都を歩く(蔵田敏明)山と渓谷社
▼ 西院の賽の河原伝説@京都の歴史を歩く


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