人を活かすリーダーシップのヒント

 2019年7月下旬に、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で聴講した内容を以下に報告します。

▼ 演題 人を活かすリーダーシップのヒント
▼ 講師 日本バスケット協会長 三屋裕子さん
▼ 会場 ホテルブリランテ武蔵野2階エメラルド
埼玉県さいたま市中央区新都心2-2
▼ 日時 2019年7月24日(水)14:40~16:10

▼ バレーボール選手として

 小学生の頃から背が高いのがコンプレックスだった。中学生の時に恩師の誘いでバレーボールを始め、自分が短所と思っていた背の高さが、長所に変わった。

 人と違う特徴は、人が努力しても手に入らない長所といえる。そうでない場合、人がまだやっていない事を見つけて早くやらなければならない。「人間、考え方ひとつ」だ。

 「折れない心(レジリエンス●)」、「へこたれない心(リバウンド・メンタリティ●)」、「傾聴力」は、スポーツ選手を続ける上で重要だ。限界になると折れてしまう強さよりも、曲がっても折れずに元に戻れるしなやかさの方が望ましい。

▼ リーダーとして

 オリンピックメダリストになり、結果を残したのはバレーボールだが、会長として携わっているのはバスケットボールだ。選手を引退してからは、知らない世界に飛び込んでチャレンジする経験をしてきた。

 多少失敗しても経験させることが重要で、ただ褒めるだけでは成功して褒められなければという気持ちが強くなり、失敗を恐れるようになる。人を育てるのにメソッドはない。他人の心を動かせるのは、他人から聞いた言葉ではなく、自分の心から出た言葉だ。

 リーダーには、ゴールを明確に指し示す事、感情的にならずに行為や結果の理由を問い、相手に沢山話させる事が必要だ。夢とは、自分の人生に期待する事である。人はインプットではなく、アウトプットで知識を吸収する。


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