NECVS日立@つくば

 2017年7月23日に茨城県つくば市にある体育館、つくばカピオ(Fig. 4)で、つくばスポーツデー第2部として行われたプレミアバレーボールエキシビションマッチ、NECレッドロケッツVS日立リヴァーレを観戦しました。

試合前の練習
Fig. 1 試合前の練習
▼ 迫力満点のアリーナ席

 このイベントは、つくば市制30周年を記念して開催されました。試合開始の約1時間前に到着し、1階アリーナ席の入場整理券をいただき、館内へ。

 コートと同じ高さから見るプレーは迫力満点。練習とはいえ、男性コーチが繰り出すボールはとても速く、レシーブではバチンッと大きな音がします。

 市体育協会長、市長の挨拶に続いて、選手によるボールの投げ入れと市長による始球式がおこなわれ、14:30に試合が始まりました。

 通常の試合と異なり、勝敗に関わらず、25点先取の3セットをおこないます。FIVBバレーボール・ワールドグランプリのため、日本代表チームに選出されているNECの古賀選手と島村選手、日立の佐藤美弥選手は不参加でしたが、若手選手を中心にハツラツとしたプレーが見られました。

 NECは、チームの要となるセッターを各セットで変え、奥山選手、塚田選手、篠原選手が出場しました。また、リベロとして小島選手、岩崎選手、サイドとして柳田選手、廣瀬選手、山内選手、センターとして家高選手、小山選手がそれぞれ出場しました。


試合中の円陣
Fig. 2  試合中の円陣
▼ 気迫あふれるディグ

 第1セットでは、力強いアタックは少なかったものの、家高選手、廣瀬選手を中心としたブロックが決まり、先制します。第2セットでは、交代した塚田選手のプレーがやや固く、またキャプテンの柳田選手もサーブミスやアタックの失敗が多く、日立にリードを許す展開に。

 再三のタイムアウトで、流れを変えようとしますが叶わず、先制を許します。勝敗が決まる第3セットで、NECはリベロとして岩崎選手、日立はサイドとして栗原選手、リベロとして佐藤あり紗選手が出場し、声援が一層大きくなりました。

 セッターは交代したもののアタッカーとの連携は改善されず、日立にブロックされるシーンが目立ちます。そのような中、廣瀬選手、山内選手の力強いサーブは日立を苦しめ、何とか踏みとどまります。

 しかし、いい流れになりかけたところで、コースを狙いすぎてのサーブミスを連発し、得点が思うように伸びません。ついに第3セットを奪われ、敗北を喫しました。

 残念な結果になりましたが、第2セットでは大卒の新人3人が揃って出場し、2年目の廣瀬選手がサーブとアタックで存在感を示すなど好材料を見つける事ができました。

 小島選手(Fig. 1)の気迫あふれるディグと、慣れない中で懸命にキャプテンの役割を果たそうと努力する柳田選手(Fig. 2)の振る舞いに心を打たれました。リーグ戦では気持ちをひとつに好成績を残せるよう、練習に臨んで欲しいです。

試合前の整列"
つくばカピオ
Fig. 3 試合前の整列
Fig. 4 つくばカピオ


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