2021年10月中旬に兵庫県西宮市の武庫川団地を訪れました。駅近くのスーパーマーケットと団地内の広場で鉄道に親しみました。

Fig. 1 7890形（前方）＠広場

▼　武庫川駅で乗り換え

　阪神武庫川線の終点、武庫川団地駅に隣接する武庫川団地。46ヘクタールの広大な敷地に、7000戸を超える集団住宅が存在します。

　大阪梅田駅から阪神本線の急行に乗り、12分で武庫川駅に到着。高架ホームから西側に延びる屋根付きのスロープを歩き、地上ホームに停車する阪神武庫川線の車両（Fig. 2）に乗り換えます。

Fig. 2 5500系＠阪神武庫川線

　無人駅に2つ停車しながら単線をのんびりと走り、5分で終点に着きます。飲料購入のため駅前のスーパーマーケット、MaxValu西宮上田店へ。

　店内中央にはキッズコーナーがあり、遊び場とプラレールのジオラマ（Fig. 3）がありました。周囲にはおもちゃやお菓子など、子供が好きそうな商品が陳列されています。

Fig. 3 ジオラマ＠MaxValu

▼　きれいに塗装されて

　ジオラマを走るのはOsaka Metro御堂筋線30000系。掲示によると、曜日や時間によって運転時間が異なるようです。

　駅から南西方向に歩き、新しくオープンした商業施設、ムコダンモールを過ぎ、団地（Fig. 5）の中心に位置する商業施設、メルカードむこがわへ。2階部分から歩道橋を渡ると、1年前まで武庫川線で活躍していた、7890形車両（Fig. 1、Fig. 4）がきれいに塗装され、ホームに停車していました。

　武庫川駅での高低差のある乗り換えに難があるものの、大阪梅田まで25分、神戸三宮まで35分で到着する利便性のよさから、これからも武庫川団地と2つの鉄道スポットが居住者で賑わうことを願い、帰りの武庫川線車両に乗り込みました。

■　参考文献
阪神電車（岡田久雄）JTBパブリッシング