梅雨の鎌倉を歩く

 2017年6月中旬に神奈川県鎌倉市を訪れました。梅雨の時期であいにくの雨模様でしたが、鎌倉駅から極楽寺駅まで徒歩で散策しました。

御成通り
Fig. 1 御成通り
▼ 御成通りを南に歩く

 横浜駅からJR横須賀線に乗り、約25分で鎌倉駅に到着しました。雨の勢いが強まる中、西口から南方向に延びる御成通り(Fig. 1)を歩きます。

 両側に並ぶ商店は、そのほとんどが準備中でしたが、なかには営業中で朝食を提供するレストランもありました。焦げ茶色の木枠が印象的な洋館と、約50 mも奥まった場所に古めかしい門がある住宅が印象に残りました。

 由比ヶ浜大通りを西方向に約15分歩き右折すると、鬱蒼とした木々の暗がりが広がります。石畳の曲がりくねった坂道を上ると、鎌倉文学館の入口に到着します。

鎌倉文学館とバラ
Fig. 2 鎌倉文学館とバラ

▼ 鎌倉文学館とバラ

 レンガ製のトンネルは切通しのようで、洋館からなだらかに続く庭は扇状地のようです。敷地を歩くだけで、鎌倉全体の地形を体感する事ができます。

 館内には、鎌倉ゆかりの作家に関する作品や原稿が紹介されていました。侯爵気分を味わった後、南側に広がる庭に出ます。

 咲き誇る色とりどりのバラの合間から覗く、洋館(Fig. 2)をシャッターに収める事ができました。

江ノ島電鉄とアジサイ
Fig. 3 江ノ島電鉄とアジサイ
▼ アジサイ名所をはしご

 江ノ島電鉄線(Fig. 3)沿いにある御霊神社は、線路沿いと社殿の裏手に沢山のアジサイが植えられています。特に電車の先頭と最後尾から運転席越しに見える光景は格別です。

 鳥居から続く踏切を渡り右折すると、やがて極楽寺坂切通しに差しかかります。両側が高台になっており、右側に虚空蔵堂、左側に成就院があります。

 成就院に続く階段を上ると後方に由比ヶ浜の海岸線が見えます。参道の両側に咲くアジサイは工事中で見られませんでしたが、敷地のところどころに咲く濃い色彩のアジサイを見る事ができました。

■ 参考書籍
はいたっく2017年5月号 日本の源流再発見 日立製作所
地図で歩く鎌倉 JTB
春夏秋冬鎌倉めぐり 新人物往来社


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