96箱根駅伝・観戦記

 2020年1月2日、3日に開催された第96回箱根駅伝を観戦しました。応援している神奈川大学について感想を記します。1日目、2日目ともにテレビ、ラジオに加えて、沿道で直接声援を送りました。

神奈川・北崎@戸塚
Fig. 1 神奈川・北崎@戸塚
▼ 2位で予選会を突破

 鈴木健吾(2020年1月現在、富士通)とともに全日本大学駅伝を制し、箱根駅伝で12年ぶりにシード権を獲得する原動力となった山藤(2020年1月現在、トヨタ自動車)が2019年3月に卒業。絶対的なエースが不在のなか、1年次から毎回箱根駅伝に出場を続ける越川と1万メートルでチーム最速の記録を持つ荻野の活躍に期待が高まります。

 東京国際に続き2位で10月の予選会を突破し、秋以降の記録会では1万メートルのベストタイムを更新する選手が続出。さらに主だった選手は漏れなく16人のエントリーに選出されました。

神奈川・古和田@保土ヶ谷
Fig. 2 神奈川・古和田@保土ヶ谷
▼ シード権を諦めない

 区間エントリーではここ数年の往路重視を翻し、バランスよく選手を配置。最後までシード権獲得を諦めない強い思いを感じます。

 1区西方は例年にない高速レースが展開されるなか区間12位と手堅く走りますが、2区北崎(Fig. 1)、3区越川がそれぞれ区間20位、区間17位と振るわず、3区終了時点で19位と国士舘、法政らと最下位争いをする展開に。

 早くも諦めムードが漂うなか、5区井手が区間6位と1人気を吐きます。この流れが翌日の復路にも伝播し、6区森、7区川口、8区安田響といずれも堅調なレースを展開。

 その後9区古和田(Fig. 2)が伸び悩み、当日区間変更の10区荻野は区間11位で走り、総合16位(往路17位、復路13位)でゴール。山区間での失走はなかったものの、厳しい結果となりました。


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