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2015年9月下旬に、愛知県名古屋市を訪れました。2014年に相次いで重要文化財に指定された名古屋市役所(Fig. 1)と愛知県庁(Fig. 2)の本庁舎内部を見学しました。
▼ 南北に並び建つ 名古屋駅バス停から名古屋市バス基幹2号系統に乗り、約20分で市役所前バス停に到着。大津通の東側に市役所が、その南側に県庁が並び建っていました。 国会議事堂のような三角屋根の塔があるのが市役所、名古屋城を模した青緑色の屋根があるのが県庁です。初めに、大理石をふんだんに使った豪華な階段が印象的な市役所を見学します。 5階建てでエレベータはあるものの、廊下や休憩室など歴史を感じさせる箇所が多く残っていると感じました。陶製の部材が数多くあり、階段の照明には緑色、議場入口の扉に埋め込まれたタイルには青色と鮮やかな色彩が使われていました。
▼ 様々な施設が入居 続いて、内部は改装され市役所よりも明るい印象の県庁を見学します。6階建てで郵便局や食堂、売店など様々な施設が入居していました。ゴミの廃棄に関して、分別が行われているものの依然ダストシュートが使用されていたり、焼却用と思われる高い煙突が存在したりしていました。見学終了後、エレベータで地下に向かい、名古屋市営地下鉄市役所駅に続く長い地下道を歩きました。
内壁には濃緑色のタイルが埋め込まれ、陶磁器の産地である事を強調しているようです。 案内板(Fig. 3)に書かれた古めかしい書体を横目に、近代的なシルバー車体の名城線車両に乗り、市役所と県庁を後にしました。 名古屋市役所 名古屋市中区三の丸3-1-1愛知県庁 名古屋市中区三の丸3-1-2 |