2008年8月、2017年9月に大阪を訪れました。大阪市北部を南北に貫く新御堂筋沿いで見つけた蛙達を紹介します。

Fig. 1 蛙のれん＠居酒屋

▼　大阪万博へのアクセス

　大阪のメインストリートで交通量の多い御堂筋を補完する役割をもつ新御堂筋。1970年、大阪万博会場へのアクセス道路としてつくられました。

　高架上の本線と地上の側道があり、どちらも昼夜問わず多くの車が行き交います。地下には大阪メトロ御堂筋線が通り、新大阪駅付近では道路と地下鉄が複雑に入り組む様子が見られます。

　御堂筋から分かれる南側の起点、梅新南交差点付近は、西側に飲食店街、東側にオフィス街があり、賑やかな雰囲気。新御堂筋の西側を並行して通るお初天神商店街で、のれんに蛙（Fig. 1）が画かれた居酒屋、くぅーくぅーお初天神店を見つけました。

Fig. 2 蛙掲示物＠駐車場

▼　関西ならではの洒落

　庶民的な値段で酒とつまみを提供する店。平安時代以降に執筆された絵巻物、鳥獣戯画を模しているようです。

　東側にはホテルや駐車場もあり、西側に比べると人通りが少なくやや落ち着いた印象。駐車場には車上狙いの注意を呼びかける蛙（Fig. 2）が画かれた掲示物が貼られていました。

　「かぎか～ケロ～♪」という独特の洒落は関西ならでは。蛙が呼びかけるまでもなく、犯罪が起こらない地域になる事を願い、現地を後にしました。

くぅーくぅーお初天神店　大阪市北区曾根崎2-7-11