神田川沿いのカエル名所

 JR中央線に乗り、神田川沿いのカエル名所を訪ねました。

荻窪八幡神社の石蛙
Fig. 1 荻窪八幡神社の石蛙

■荻窪八幡神社の石蛙

 中央線で東京都区内最西端の駅、西荻窪駅で下車し北へ歩を進めます。途中、神田川の支流善福寺川を渡り、青梅街道との交差を右折します。街道沿いを7〜8分歩き、荻窪警察署の向かいにある荻窪八幡神社に到着です。

 源頼義(源頼朝の先祖)が奥州東征の途中宿として利用したほか、太田道灌が石神井城を攻略する為に軍神祭を行なったとも伝えられています。現在も道灌が植栽した道灌槙(まき)が境内にそびえています。

 石蛙(Fig. 1)は、本殿に向かう石段の右端に鎮座しています。幅・奥行き・高さとも30 cm程の小さなカエルですが、参拝者の目によく触れる場所のため、子供が頭をなでていたり親しまれている様子でした。

荻窪八幡神社 杉並区上荻4-19-2

桃園川緑道の青銅蛙
Fig. 2 桃園川緑道の青銅蛙
■桃園川緑道の青銅蛙

 続いて西荻窪駅から2駅新宿寄りの阿佐ヶ谷駅で下車。北口からバスロータリーを横目に中杉通りを横切り、中央線の高架と並行する商店街を進みます。

 阿佐ヶ谷の印象は「緑」と「商店街」の多さ。街中にはけやきの木が多く、大通りの隙間をぬうように中小数多くの商店街が存在します。アーケード付きや屋内型の商店街が多く、特にビルの1〜2階部分を占めるゴールド街は独特な雰囲気があります。

 商店街を抜け、けやき公園近くの曲がり角を右折し中央線の高架をくぐります。すぐに草木がからんだ桃園川緑道のゲートとその左脇に佇む青銅製のカエル達(Fig. 2)が目に入ります。カエルの数は全部で8匹。家族と思われる一団が笑顔で道行く人を出迎えてくれます。

 桃園川は、杉並区天沼付近を水源とし、中野区で神田川に合流する河川でしたが、昭和40年代に暗渠化されました。

桃園川緑道の青銅蛙 杉並区阿佐谷南2丁目


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