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2020年4月上旬に兵庫県西宮市を訪れました。散策中に出会った、蛙が画かれたマンホールを紹介します。
JR東海道本線快速で、尼崎駅から約10分、1駅で西宮駅に到着。南口からバスターミナルを左側に見ながら、国道2号線に設けられた横断歩道を渡り、南西方向に歩きます。 西宮市は、芦屋市と尼崎市に挟まれた阪神間の中心都市。六甲山系の伏流水が湧出する土地で、菊正宗、沢の鶴などのブランドで知られる日本酒メーカーが軒を連ねます。また、大阪と神戸を結ぶJR、阪急、阪神の3路線が最も接近するのが西宮駅周辺で、徒歩圏内にいくつもの駅が点在し、交通の要衝といえます。
JR西宮駅から南西方向に延びる道路が阪神本線の高架に突き当たる場所には、かつて西宮東口駅がありました。2001年の阪神本線高架化工事完了を機に、西宮駅を東側にずらすとともに廃駅に。 蛙マンホール(Fig. 1)は、JRと阪神のちょうど中ほどに建つ西宮市上下水道局(Fig. 3)の前にありました。目をパッチリと見開いた可愛らしい表情の蛙の頭上には満開の桜が咲き誇っています。 近くにあった異なるデザインのマンホール(Fig. 2)にも市の名物、名所である酒樽、酒蔵、甲子園球場とともに画かれている桜は、その後訪れた西宮神社(Fig. 4)の境内でもきれいな花を咲かせ、JRの隣駅、さくら夙川駅の由来にもなっています。 日本酒や桜を楽しみながら散策する際は、足元の蛙マンホールにも注目してもらえればうれしく思います。
西宮市上下水道局 西宮市与古道町1-10 |