奈良かえるの旅

 2004年9月に奈良へ旅行に行きました。夏休みが終わり、静けさを取りもどしつつある奈良の街をあちこち歩き回ってきました。

1. 「かえる庵」
かえる庵(蛙の置き物)
Fig. 1 かえる庵(蛙の置き物)
 1日目の夕食はさっぱりとしたおそばにしました。奈良は桜井でそばの栽培をしている事からか、蕎麦やさんが多い土地です。「かえる庵」は駅前のメインストリート三条通りから20 m程奥に入ったところにある、小さなお店です。玄関では大きな石のカエルが出迎えてくれます。メニューはもりと釜揚げそばの2種類。有線がかかる静かな店内で、もりそば(800円)をいただきました。細めの麺にそばつゆが良くなじみ、おいしくいただきました。そばと店構えの写真はこちら

奈良市下三条町24-1、0742-24-8345
11:00~14:00、17:00~20:00、月曜休

2. 元興寺の「蛙石」
蛙石(元興寺)
Fig. 2 蛙石(元興寺)
 2日目は奈良駅周辺を散歩。古い街並みが残る奈良町、もともとは飛鳥寺を前身とする元興寺の境内だったそうです。平安時代以降、荒廃していった境内に人が住み始めたのが奈良町の始まりとされています。
 一方、現在の元興寺は極楽坊と呼ばれる建物群のみが残り、日本最古の瓦、行基葺きが世界遺産に指定されています。

 この極楽坊の庭の片隅に蛙に似たとても大きな石があります。名前はそのまま「蛙石」といいます。もとは大坂城にあり、戦後の混乱期に行方不明となりましたが再び発見され、元興寺に置かれる事になったそうです。見たところとても大きく、人の手では運び出せそうにないですね。また、蛙石の土鈴も購入することができるようです。他の写真はこちら

奈良市中院町11、0742-23-1376

 奈良を訪れた際は、東大寺や奈良公園とともにかえるにまつわるスポットを訪ねてはいかがでしょうか。



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