富島神社の蛙達

 2019年10月中旬に、大阪市北区を訪れました。中津駅の近くにある神社で出会った蛙を紹介します。

石蛙その1@富島神社
Fig. 1 石蛙その1@富島神社

▼ 大阪駅ビルの商業施設

 梅田駅から大阪メトロ御堂筋線千里中央駅行きに1駅乗り、下車。2番出口の前を通る歩道を北東方向に約3分歩くと、左側に梅田貨物線の下をくぐる高さの低いガードが見えます。

 身長すれすれのガードをくぐり、中津東公園と市営中津住宅の団地群を横目に歩き、駅から約10分で大きな石製の鳥居が目立つ富島神社に到着します。社殿の左側には末社が2つあり、右側が美津社、左側が稲荷神社。

陶製蛙@富島神社
Fig. 2 陶製蛙@富島神社

▼ 満面に笑みをたたえて

 このうち、境内に石製と陶製の蛙が6体あるのが美津社。色も形も様々ですが、どれも目が大きく、優しい表情をしているのが印象的です。

 神主さんに蛙を置いている理由をお聞きしたところ、地域の有力者である氏子の方が、猿田彦が蛙と関係があるという民間信仰に影響を受け、奉納したためとの事。このうち陶製の蛙が何者かに持ち去られ、その後戻ってきた事から、海外旅行者が「無事帰る」と願掛けのため、お参りにくる事もあるそう。

 蛙は、美津社の祭神である事代主神(ことしろぬしがみ)とも関係がないそうですが、これからも社内で末永く過ごせるよう願い、神社を後にしました。

石蛙その2@富島神社
石蛙その3@富島神社
Fig. 3 石蛙その2@富島神社
Fig. 4 石蛙その3@富島神社

富島神社 大阪市北区中津2-5-10


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