石蛙@久屋大通庭園

 2015年9月下旬に愛知県名古屋市を訪れました。繁華街、栄近くの庭園で出会った石製の蛙達を紹介します。

石蛙その1@フラリエ
Fig. 1 石蛙その1@フラリエ

▼ 緑豊かな庭園が広がる

 名古屋市は多くの軍需工場があった事などから、太平洋戦争で複数回に渡り大規模な空襲を受けました。国宝に指定されていた名古屋城は焼け落ち、街は焼け野原になりました。

 その後、戦後復興事業で100メートル道路と呼ばれる久屋大通と若宮大通(Fig. 4)が造られ、世間の注目を浴びました。その交差点南側にあるのが久屋大通庭園フラリエ(Fig. 3)。

 1998年にランの館としてオープンしましたが、来場者の低迷により閉鎖、リニューアルされ、2014年に再オープンしました。西側は西洋風、東側はアジア風の緑豊かな庭園が広がり、その間を水が流れています。

石蛙その2@フラリエ
Fig. 2 石蛙その2@フラリエ
▼ ギョロっとした大きな目

 西側にレストランやカフェ、花屋が入る建物があり、ガラス張りの屋内庭園、クリスタルガーデンが隣接しています。訪問した時、レストランでは結婚式が行われていました。

 石蛙(Fig. 1、2)は、アジアンガーデンとクリスタルガーデンにおり、ギョロっとした大きな目が特徴的です。あんぐりと大きく口を開けたり、木をよじ登ったり、波の上に乗ったりと思い思いのユニークなポーズを取っています。

 庭園を散策し、全部で6匹見つけました。繁華街近くにも関わらず、静かで心落ち着く空間があるのも戦後のダイナミックな復興事業のおかげでしょうか。庭園を訪れた際は、平和の恩恵を感じつつ蛙を探してみてください。

久屋大通庭園フラリエ
久屋大通と若宮大通
Fig. 3 久屋大通庭園フラリエ
Fig. 4 久屋大通と若宮大通

久屋大通庭園フラリエ 中区大須4-4-1、052-243-0511


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