2016年10月中旬に、長野県須坂市を訪れました。明治時代以降、製糸と硫黄鉱山で栄えた街並みを散策しながら見つけた蛙名所を紹介します。

Fig. 1 石蛙＠緑地公園

▼　両目で会社をアピール

　長野駅から長野電鉄に乗り、約30分で須坂駅に到着。駅舎2階から商業ビルに続くペデストリアンデッキを歩いていると、ビルの壁面に蛙のキャラクターが画かれた広告（Fig. 3、Fig. 4）を見つけました。

　広告主の須高（すこう）ケーブルテレビ株式会社は、須坂市、小布施市、高山村でケーブルテレビ事業を営む会社。蛙の右目はテレビ、左目はインターネットを表しているようです。

　中央通りにある蔵のまち観光交流センターでレンタサイクルを利用し、国道403号線を南西方向に進みます。自転車で約30分走り、幸高町交差点を右折すると運送会社や工場が集まる一角に到着。

Fig. 2 蛙看板＠市川橋

　長野電鉄河東線の線路跡から約100 m西側にある須坂市技術情報センターに自転車を止め、裏手の緑地公園を散策します。

　中央にホタルとメダカを育成するためのビオトープが作られ、端に小高く盛られた築山がありました。築山には、蛙（Fig. 1）と河童の石像がありました。

　蛙は1匹の子蛙を背負い、河童は2匹1対で目と目が離れたユーモラスな表情をしています。大きさは幅80 cm×高さ60 cm×奥行き100 cm。

　川を渡るたびにアップダウンを繰り返しながら、来た道を戻ります。百々川（どどがわ）にかかる市川橋の袂に、ゴミを捨てないでとベロを出しながら訴えるひょうきんな蛙が画かれた看板（Fig. 2）を見つけました。

　蛙名所巡りを兼ねて、自然が豊かで水と空気がきれいな須坂市を訪ねてみてはいかがでしょうか。

須高ケーブルテレビ株式会社　須坂市北横町1295-1シルキービル2F
須坂市技術情報センター　須坂市井上1835-1