2021年1月下旬に、神戸市灘区を訪れました。都賀川(とががわ)の畔にある沢の鶴資料館で見つけた、蛙と名付けられた作業用の足場板を紹介します。
Fig. 1 蛙説明板(部分) |
▼ 立派な木製の門と石畳
神戸市の中心地、三宮から東方向に延びる国道43号線を徒歩で散策。阪神本線西灘駅近くのコンビニエンスストアを併設したパチンコ屋で休憩後、阪神高速3号神戸線の高架が頭上を通る大石交差点を右折します。
川(Fig. 2)沿いの細い道を進むこと約3分。塀越しに黒い瓦葺きの大きな木造建築が見え始め、正面に回ると立派な木製の門と石畳が出迎えてくれました。
Fig. 2 都賀川 |
▼ 可愛らしいイラスト
酒造メーカー、沢の鶴が「くの字」型をした2階建ての酒蔵を資料館として無料公開。館内では係員の方が、阪神淡路大震災からの復興対応など来館者からの質問に親切に答えていらっしゃいました。
1階には、酒造りに使用された道具の数々を展示。そのほとんどが木製で、初めて見るものばかり。
なかでも、支えが付いた平板を斜めに配置した脚立のような作業用の足場板(Fig. 4)には「蛙」の愛称が付けられており、印象に残りました。説明板(Fig. 1、Fig. 3)には可愛らしい蛙のイラストが添えられていました。
Fig. 3 蛙説明板(全体)
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Fig. 4 作業用の足場板、蛙
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沢の鶴資料館 神戸市灘区大石南町1-29-1、078-882-7788