賽銭箱の蛙@実籾

 2018年5月下旬に、千葉県習志野市を訪れました。京成本線実籾駅近くの神社で見つけた、蛙を紹介します。

蛙@八幡稲荷神社
Fig. 1 蛙@八幡稲荷神社

▼ こんもりと木々が茂る

 船橋駅でJR総武本線から京成本線(Fig. 3)に乗り換え、快速で4駅先の実籾駅に到着。ロータリー(Fig. 4)がある北口から県道57号線を北西方向に歩きます。

 約10分で、街並みはラーメン屋やドラッグストアが建ち並ぶ商業地から戸建てが多い住宅地へと変わります。東方向にカーブする付近で、右側に真っ赤な鳥居(Fig. 2)とこんもりと木々が茂る一帯がありました。

 八幡稲荷神社の鳥居をくぐり、約10段の階段を登ると、小さな社殿の前に置かれた賽銭箱を支えるように、踏ん張るコンクリート製の蛙(Fig. 1)がいました。体は、深緑色をしており、光沢があります。

鳥居@八幡稲荷神社
Fig. 2 鳥居@八幡稲荷神社
▼ まるで涙を流しているよう

 新しく塗り替えられくっきりとした目が印象的でした。平坦な地形を利用し、江戸時代に馬の放牧地が、明治時代には陸軍の演習場が造られました。

 弾除けや出世のご利益があるとされ、移転しようとすると怪我人や病人が発生し、工事がはかどらなかったそう。参拝者を真っすぐに見つめる目からはあたかも涙を流していて、戦争の厳しさを物語っているようです。

 訪問時に手を合わせる人を複数見かけ、神社は街に深く根ざしていると感じました。近くを訪れた際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

京成本線
バスターミナル@実籾駅
Fig. 3 京成本線
Fig. 4 バスターミナル@実籾駅

八幡稲荷神社 習志野市東習志野2-6


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