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2021年3月上旬に、滋賀県米原市を訪れました。米原駅東口にあるレンタサイクルの窓口で見つけた木製の看板にあしらわれた蛙を紹介します。
新幹線の停車駅でありながら駅前には空き地多く、工場とビジネスホテルが目立ちます。冬場は雪が降りやすい交通の難所で、JR東海道本線のJR東海とJR西日本の境界駅でもあります。 米原駅を越えて両社の区間を直通する列車はなく、列車遅延の救済措置もあまり取られないことから乗り換え時にホームや跨線橋を走る乗客が多く、俗に米原ダッシュと呼ばれます。一方、大阪と名古屋の中間に位置し、新幹線や在来線の速達列車を使えば、二大都市にアクセスしやすい利点を生かし、移住のアピールをしているようです。
東口に向かうコンコースにも、移住を促すポスターが貼られていました。その先にある、近江鉄道改札口近くの屋内に設けられたレンタサイクルの受付窓口には、ドライバーへの注意喚起のために、通学路などに設置されている 「飛び出し坊や」に似たデザインの自転車乗りの男の子と蛙(Fig. 1)があしらわれた看板(Fig. 2)が置かれていました。 口許には「ぶじかえる」と記され、交通安全を願っているようです。柄の部分に記された「五環生活」とはレンタサイクル事業を行っているNPO法人の名前で、 「五感+環境+暮らし」という意味を表しているそうです。 米原駅を訪れた際は看板の蛙を見に、東口に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
米原駅 米原市米原 |