宝くじとカエル

 2011年5月下旬に東京都港区、2017年7月下旬に茨城県つくば市を訪れました。駅近くにある宝くじ売り場で出会った蛙を紹介し、宝くじの歴史と課題を振り返ります。

木製蛙@新橋
Fig. 1 木製蛙@新橋
▼ 真顔で真正面を見る

 JR4路線、地下鉄2路線に加えて、新交通ゆりかもめが通る新橋駅。日比谷口側にあるSL広場は、サラリーマンが多く往き交い、テレビ番組のインタビューでも頻繁に目にします。

 この広場の北西に店を構える新橋SL広場宝くじショップ(Fig. 3)には、木製の蛙(Fig. 1)が鎮座しています。真顔で真正面を見据える視線の強さに圧倒され、つい宝くじを購入しそうになってしまいます。

 2005年につくばエクスプレスが開通し、都内へのアクセスが格段によくなったつくば市。その中心駅であるつくば駅の周辺は、建物や道路、そして木々までも整然と配置され、近未来の都市を思わせます。

陶製蛙@つくば
Fig. 2 陶製蛙@つくば
▼ 布製の前掛けを付けて

 そんな新しい街にもショッピングモールの1階に宝くじ売り場(Fig. 4)が設けられ、陶製の蛙(Fig. 2)、フクロウ、みかんの木が置かれていました。赤字で「億かえる」と書かれた布製の前掛けを付けており、見るからにご利益がありそうです。

 宝くじは、戦後間もない1946年に地方自治体の復興作業費調達のために始まり、その後医療振興などの目的が追加され現在まで継続。還元率の低さ(約47%)や関連団体の利権などの問題はあるものの、その収益は子育て支援や文化施設の整備などの事業にいかされています。

新橋SL広場宝くじショップ
筑波クレオチャンスセンター
Fig. 3 新橋SL広場宝くじショップ
Fig. 4 筑波クレオチャンスセンター


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