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2021年9月上旬に、愛知県大府(おおぶ)市を訪れました。共和駅近くの神社で出会った石製の蛙を紹介します。
豊橋駅からJR東海道本線特別快速に乗り、約30分で刈谷駅に到着。普通に乗り換え、3駅先の共和駅で下車します。 西口(Fig. 4)にあるバスやタクシーが停車する小さなロータリーでは、地域のキャラクター、共和の金ちゃんが出迎えてくれます。柔道の吉田秀彦、レスリングの吉田沙保里などオリンピックの金メダリストを多数輩出する大府市共和地区。 首から金メダルを掛け、笑顔で左手を突き上げる金ちゃんに元気をもらい、猛暑のなか県道243号線を南西方向に歩を進めます。ゆるやかなアップダウンを越え、愛原橋が架かる鞍流瀬(くらながせ)川の支流を過ぎると、左側にこんもりとした長草八幡社(Fig. 3)の木立が目に入ります。
周囲には神社の名前が書かれた白地の旗が多数立てられ、境内の本殿近くには犬や鹿、蛙(Fig. 1、Fig. 2)といった動物の像が置かれていました。石蛙の背中はボコボコと大きなイボがあり、ヒキガエルがモデルのよう。 にっこりと笑い自信がありそうな表情をしており、見ていると元気が出てきます。腹部には設置年月日と思われる「1月18日1964」の文字が書かれていました。 東京オリンピック開催の年に造られまもなく50年を迎える石蛙に、「東京2020オリンピック」開催の年に会えたのも何かの縁かもしれません。末永く神社に鎮座することを願い、神社を後にしました。
長草八幡社 大府市明成町1-20 |