2016年9月中旬に川崎市中原区の歯科医院で見つけた蛙を紹介します。
Fig. 1 歯みがき蛙 |
▼ 歯ブラシを持ち、ウィンクする蛙
川崎駅西口から武蔵小杉駅北口まで、府中街道と南武沿線道路を走る川崎市バス川71系統に乗り約25分で、上平間住宅前バス停に到着します。
バスを降りると武蔵小杉駅に向かって右側の道路沿いに上平間歯科医院(Fig. 2)が見えます。歯科の名が書かれた横長の看板左側に、左手で歯ブラシを高く持ち上げ、左目でウィンクする蛙(Fig. 1)が画かれていました。
青いスーツにオレンジ色のネクタイが可愛らしい顔によく似合っています。歯科医院のキャラクターなのに、歯が画かれていないのを不思議に感じました。
Fig. 2 上平間歯科医院 |
▼ 水と蛙のつながり
江戸時代、二ヶ領用水(Fig. 4)が流れ稲作が盛んだった上平間村と下平間村は、その後御幸(みゆき)村、さらに川崎市に編入されます。1972(昭和47)年の区制施行で、上平間は中原区、下平間は幸区と再び分かれる事になりました。
区境には多摩川沿岸部や臨海部の工場進出に広く貢献した平間配水所(Fig. 3)や、多摩川の洪水に耐えかねた住民の陳情により造成された有吉堤など水にまつわる建造物が今も多く残っており、水と蛙のつながりを感じます。
近くに立ち寄った際は、蛙に会いに歯科医院に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
Fig. 3 平間配水所
|
Fig. 4 二ヶ領用水
|
上平間歯科医院 川崎市中原区上平間1402-89トキシビル1F