町田堀跡の石板

 2014年7月上旬に、川崎市幸区を訪れました。二ヶ領用水から続く遊歩道を歩いている時に、蛙が描かれた石板を見つけたので紹介します。

蛙石板@町田堀跡
Fig. 1 蛙石板@町田堀跡

▼ 駅から続く商店街を歩く

 JR南武線鹿島田駅を降り、東方向に歩を進めます。商店街を50 m程歩き、小さな水路を渡ります。また、水路の手前を左折すると煉瓦色の舗装材で造られた遊歩道(Fig. 2)がありました。

 これらは、かつて多摩川から取水し、川崎、横浜の農地を潤した二ヶ領用水から派生した水路の名残です。戦後は工業用水として昭和49年まで利用され、高度経済成長期の企業を支えました。現在は暗渠になり、道路や住宅地の地下を流れています。

遊歩道@町田堀跡
Fig. 2 遊歩道@町田堀跡

▼ 昔の水の流れを想像

 蛙の石板(Fig. 1)は、遊歩道の中央に埋め込まれ、一辺約20 cmの正方形をしています。全体的に小さな白い石が散りばめられ、動物が描かれている部分は、1枚の石に彩色が施されています。

 黒色の斑点が見られる事から、田畑に多く見られるダルマガエルのようです。蛙の他にも、亀、トンボ、カジカなど水辺の生き物が描かれた石板を見る事ができます。

 町田堀は、幸区鹿島田2丁目で川崎堀から大師堀の二手に分かれ、現在の小倉、江ヶ崎、矢向地区を流れていたようです。水の流れを見る事はできなくなってしまいましたが、石板に描かれた蛙を見ながら昔の様子を想像するのは楽しいものです。

町田堀跡 川崎市幸区下平間133

■ 参考HomePage
暗渠徘徊の日々
二ヶ領せせらぎ館

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