2019年4月中旬に、神奈川県小田原市を訪れました。酒匂不動尊で出会った木製の蛙を紹介します。

Fig. 1 木製蛙＠酒匂不動尊

▼　閑静な住宅地が続く南口

　東京駅からJR東海道本線に乗り、約80分で鴨宮駅に到着。駅前から閑静な住宅地が続く南口（Fig. 4）から南東方向に歩を進めます。

　途中、公園や川、養魚場などが点在する街並みを見ながら約15分歩くと、国道1号線（Fig. 3）に出ます。都心部では駅前や繁華街の一等地を通り道幅が広いですが、ここでは片道1車線。

　交通量は多く、横断するのに時間を要しました。酒匂地区は相模湾と酒匂川に近く水運に恵まれ、古くから生活が営まれてきました。

Fig. 2 酒匂不動尊

　弥生時代の遺跡が発掘され、明治時代には鉄道の開通により利便性が増した事から、別荘が多く作られました。

　酒匂不動尊（Fig. 2）は1888（明治20）年に創建され、かつての賑わいを今に伝えているようです。木製の蛙（Fig. 1）は、青みがかった茶褐色に塗られ一見、青銅などの金属でできているよう。

　ひょうきんな表情を浮かべながら、右手を顔に当て道行く人や車を眺めています。

酒匂不動尊　小田原市酒匂3-8−18、046-48-5851