ぶじかえる下府中小学校

 2012年1月上旬に小田原市鴨宮を訪れました。子供達の安全を祈願した石製の蛙があることを知り、下府中小学校(Fig .2)を訪ねました。

ぶじかえる
Fig. 1 ぶじかえる

▼ 新幹線発祥の地へ

 横浜駅から東海道線に乗り60分で鴨宮駅に到着、改札を出ると駅周辺の電柱に「新幹線発祥の地」の旗がたなびいていました。

 東海道新幹線の開通前に、ここ鴨宮に試験線が設けられ車両の試験走行がおこなわれていたことに由来しています。記念碑があるそうですが、立ち寄らず目的地に直行します。

 駅から北東方向に徒歩10分で小学校(Fig. 2)に到着。石蛙(Fig. 1)は、校門を入ったすぐそばに置かれていました。

下府中小学校
Fig. 2 下府中小学校

▼ 交通安全への思い

 石の台座に3匹の蛙が乗り、正面には「学童安全ぶじかえる」の石板が取り付けられた立派なもの。特に中央の蛙は、背中にトノサマカエルの様な筋と斑点の模様があります。

 学区内にある石材屋、石春石材が1982(昭和57)年に作製したそうです。お子さんの卒業以来、毎年新入生全員に陶器製のキーホルダー型ぶじかえるをプレゼントしているそう。

 地域に根差した交通安全活動を続けている思いは必ず、下府中小学校の生徒達にも伝わっていることでしょう。可愛らしい石蛙の頭を撫で、小学校を後にしました。

下府中小学校 小田原市酒匂930


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