看板蛙@加美東

 2015年12月下旬に、大阪市平野区を訪れました。路上の看板に画かれた蛙を見つけたので紹介します。

看板@久保建設工業
Fig. 1 看板@久保建設工業

▼ 懐かしい車両に乗って

 天王寺駅からJR関西本線に乗り、各駅停車で3駅先の加美駅で下車します。関東地方では運行していない103系車両に乗り、硬めのシートに懐かしさを感じました。

 南口出口の階段を降り左折し菅原神社の前を右折すると国道25号線に突き当たります。片道1車線の車道はひっきりなしに車が行き交っています。

 両側には黒い瓦葺きの歴史を感じさせる建物が多く建ち並んでいました。中でもかつての豪農、辻元家住宅を買い取り、和食処として営業しているがんこ平野郷屋敷の立派な門構え(Fig .2)に目を引かれました。

がんこ平野郷屋敷
Fig. 2 がんこ平野郷屋敷
▼ 蓮の葉の上でにっこり

 国道25号線を東に進むと、関西本線とおおさか東線の下をくぐる地下のガードを通り、再び地上に出ると、工場が建ち並ぶ加美工業団地が広がっていました。

 その西端に位置する久保建設工業株式会社の大きな看板(Fig .1)に蛙が画かれているのが目に入りました。黄色の背景に緑色の蓮の葉に乗った同じく緑色の蛙がにっこりと微笑んでいます。

 目の回りが赤く縁取られているのが印象的でした。蛙の看板を後にし、弥生時代の加美遺跡が発掘され、現在はその面影を僅かに示す石碑と案内板(Fig .4)を写真に納めました。

 歴史的な住居と近代的な工場が対照的な、加美東地区を訪れた際は、蛙の看板にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

がんこ平野郷屋敷
加美遺跡の石碑と案内板
Fig. 3 がんこ平野郷屋敷
Fig. 4 加美遺跡の石碑と案内板

久保建設工業株式会社 大阪市平野区加美東7-2-53久保ビル1F
がんこ平野郷屋敷 大阪市平野区加美鞍作1-3-19


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