神通力でぶじかえる 千葉

 2013年5月下旬に千葉市緑区を訪れました。区内の寺院で出会った石製の蛙を紹介します。

石蛙@東光院
Fig. 1 石蛙@東光院
▼ 鎌取駅から県道を北へ

 JR鎌取駅は、おゆみ野と呼ばれるニュータウンの北端に位置し、駅の南側はショッピングセンターやマンションが建ち並んでいますが、北側は戸建てが多く、所々に田畑や草原が見られます。

 県道66号線を北上し、千葉外房有料道路の交差点を直進しさらに上り坂を進みます。徒歩30分で東光寺の案内が書かれた看板が見えてきます。

 案内に従って左折し、小径を10分進むと、赤く塗られた山門が現れます。参道は30段の階段になっており、登ると立派な本堂(Fig. 2)とユニークな石像達が迎えてくれます。

本堂@東光院
Fig. 2 本堂@東光院
▼ 赤目は神通力のあかし

 特に笑勉小僧などはあっけらかんとした表情に思わず苦笑。その中に、頭に傘をかぶり、赤い目をした石蛙(Fig. 1)を見つけました。

 「ぶじかえる」と記された土台の上に乗っており、大きさは高さ、幅、奥行きともに50 cm。目が赤く塗られているのは、「神通力を得て、人の運勢が48通りに見え、悪い事があれば全てを良い方にかえる」ためだそうです。

 東京駅から総武線快速に乗り、40分と交通至便な場所にありながら、自然豊かな鎌取を訪れてみてはいかがでしょうか。縁起のよい石蛙に会うのもお忘れなく。

東光院 千葉市緑区平山町278、043-228-0894


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