金属蛙@神領堀親水緑道

 2015年7月下旬に、東京都足立区を訪れました。日暮里・舎人ライナーの終点、見沼代親水公園駅近くの神領堀親水緑道で金属の蛙を見つけました。

金属蛙@神領堀親水緑道
Fig. 1 金属蛙@神領堀親水緑道
▼ 隅田川と荒川を渡って北進

 日暮里・舎人ライナーは、2008年に開通した新交通システム。東京都の東部を南北に通る、尾久橋通りの上を走ります。

 ゆりかもめと外観が似ているシルバーの車輛に乗り、車窓の風景を楽しみながら北方向に進みます。隅田川、荒川と大きな河川を渡り、眼下には戸建てとマンションが入り交じる平坦な街並みが広がります。

 舎人公園駅付近では舎人公園の緑色と、足立トラックターミナルの灰色が印象に残りました。見沼代親水公園駅(Fig. 4)で下車し、東武バスと都営バスが1台ずつ停まるこじんまりとしたターミナルを横目に、西方向に歩を進めます。

神領堀親水緑道
Fig. 2 神領堀親水緑道
▼ 東京に残る自然を満喫

 駅から徒歩約5分で、住宅地を南北に通る緑道(Fig. 2)にぶつかります。水草が生え、アメンボや魚が泳ぐ自然豊かな環境を目にし、散策を開始しました。

 やがて石に金属製のカブトムシ(Fig. 3)やザリガニが取りつけられている事に気がつきました。蛙(Fig. 1)もいるはずと根気よく探し、ようやく見つける事ができました。

 大きさは、幅約15 cm×奥行き約20 cm×高さ約15 cm。残念ながら本物の蛙は、姿を見る事ができませんでした。

 神領堀は、江戸時代に利根川の水を引いて造られた見沼代用水の支流。歴代の将軍が眠る上野寛永寺の領地を流れる事からその名が付きました。将軍=神が眠る寺の領地という訳です。

 近年、緑道として整備されたようです。東京の最北部に残る自然を散策してみてはいかがでしょうか。

カブトムシ@神領堀親水緑道
見沼代親水公園駅
Fig. 3 カブトムシ@神領堀親水緑道
Fig. 4 見沼代親水公園駅

神領堀親水緑道 東京都足立区舎人5-24


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