石蛙@波立寺

 2019年11月下旬に福島県いわき市を訪れました。久ノ浜町にある波立(はりゅう)寺(波立(はったち)薬師)で出会った蛙の石像を紹介します。

石蛙@波立寺
Fig. 1 石蛙@波立寺
▼ 東京から約4時間

 東京から首都高速道路、常磐自動車道を経由して、国道6号線の常磐バイパスを通り約4時間でいわき市に到着。道の駅よつくら港(Fig. 4)で鮮度の良い刺身が盛りだくさんの海鮮ちらし寿司(1000円)(Fig. 3)に舌鼓を打ち、さらに北方向に車を走らせます。

 トンネルを抜けてすぐ、海を右側に見ながらに左側にカーブする道沿いの左側に目的の寺院がありました。砂利敷きの駐車場に車を停め、山門に向かい歩を進めるとすぐ左側に石蛙(Fig. 1)が鎮座していました。

本堂@波立寺
Fig. 2 本堂@波立寺
▼ 震災被害者が無事に帰る

 大きさは幅約100 cm×高さ約80 cm×奥行き約100 cm。交通安全を祈念して「無事かえる」と名付けられた石蛙は、大きな黒目と太い前足が印象的です。

 背中にはうっすらと緑色の苔が生え、いっそう本物の蛙らしく見えます。2011年3月に発生した東日本大震災では大きな影響を受け、本堂(Fig. 2)の瓦が多数落下し屋根は銅葺きに修繕されました。

 津波が押し寄せた海を一心に見つめる石蛙を見ていると、行方不明者を含めた震災被害者が無事に帰ることを願わずにはいられません。

海鮮ちらし寿司
道の駅よつくら港
Fig. 3 海鮮ちらし寿司
Fig. 4 道の駅よつくら港

波立寺 いわき市久之浜町田之網字横内8


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