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2015年1月下旬に福島市を訪れました。飯坂町にある医王寺で出会った蛙の石像を紹介します。
福島駅から福島交通飯坂線に乗り、約20分で医王寺前駅に到着します。ホームの端にある踏切を渡り、北西方向に歩きます。住宅街を抜け、約15分程で目的地に到着します。 医王寺は、平安時代に空海により開基され、源義経に支えた佐藤継信、忠信兄弟の菩提寺として有名です。江戸時代の俳人、松尾芭蕉は奥の細道を歩く道中に立ち寄り、俳句を詠んでいます。 境内は縦に長く、手前に本堂、杉並木を約100 m歩いた奥に薬師如来を安置する薬師堂(Fig. 2)があります。
境内には深さ約5 cmの雪が残り、歴史ある建築物と豊かな葉を茂らせる杉並木をより美しく浮かび上がらせているかのようでした。 本堂のすぐ近くにある南無大師遍照全剛の銅像の左側に、本堂に向かって祈りのポーズを取る蛙(Fig. 1)の姿がありました。大きさは、高さ約30 cm×幅20 cm×奥行き約20 cmです。 本堂には、武士の装いをした佐藤継信、忠信兄弟の妻たちの人形が飾られています。蛙と同じように本堂に向かって手を合わせ、寺を後にしました。 医王寺 福島市飯坂町平野寺前45
■ 参考文献
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