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2010年8月末に、東京都杉並区神田川沿いにある弁天橋東緑地を訪ねました。
3両編成でゴトゴトと走る電車に乗り、開通時からほとんど変わらないというホームに降り立ち、階段をかけ上がると昭和時代にタイムスリップしたような気分になります。 地上に出るとひっきりなしに車が行き交う環七道路に気持ちを現実に引き戻されます。なだらかな下り坂になっている環七沿いの歩道を南方面へ歩き、5分程で神田川を渡す方南橋に差し掛かります。
大きさは、幅80 cm×奥行き30 cm×高さ80 cmと公園のオブジェとしては小ぶりですが、存在感は抜群。広場中央の石の上に座り、なにかとても難しいことを考えているようです。 神田川の夕景(Fig. 2)を見ながら、名残惜しくも帰宅の途につきます。高度成長期は水質汚染が問題になった神田川ですが、現在は回復しアユも見られるようになったそう。東京の中心部を流れる川で、暗渠になっていないのは非常に貴重と思います。「かんがえる」君もさぞ喜んでいることでしょう。
【方南町グルメ】 |