吉池旅館の温泉蛙@箱根湯本

 2015年3月中旬に、神奈川県箱根町を訪れました。箱根湯本にある旅館の庭園で温泉につかる蛙と鴨を見つけました。

温泉につかる蛙
Fig. 1 温泉につかる蛙
▼ みやげもの屋を横目に

 JR東海道線に乗り小田原駅で下車し、箱根登山鉄道に乗り換えます。約15分で箱根湯本駅に到着します。

 改札口から続く国道1号線に沿って造られた屋根付きのペデストリアンデッキを約100 m進み、蒲鉾やお菓子を販売しているみやげもの屋のエレベータで国道1号線の歩道に下ります。約500 m進み茶のちもとがある交差点を左折し、早川にかかる湯本橋を渡ると吉池旅館に到着します。

 箱根湯本駅は、1919(大正8)年まで湯本橋の近くにあったそう。かつての駅前に歴史を感じさせる建物が多く残されています。

泉につかる鴨
Fig. 2 温泉につかる鴨
▼ 豊富な源泉を持つ旅館

 吉池旅館は、明治時代の実業家である岩崎弥之助、小弥太の別邸を購入して1941(昭和16)年に開業した老舗の旅館。館内に6つの源泉を持ち、その1つを庭園の流水に利用しています。

 庭園に設けられた池には、蛙(Fig. 1)と鴨(Fig. 2)が1匹ずつ気持ちよさそうにつかっていました。蛙は陶製で、底に置かれた石に固定されているようです。大きさは、幅約30 cm×高さ約30 cm×奥行き約30 cm。

 鴨は水に浮いているためプラスチック製で、紐状のもので池に固定されているようです。大きさは、幅約10 cm×高さ約20 cm×奥行き約30 cm。

 人間だけでなく動物も、温泉につかると気持ちが和らぐのかもしれません。温泉街散策の途中で立ち寄ってみてはいかがです

吉池旅館 神奈川県足柄下郡箱根町湯本597


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