やすらいの碑@岐阜公園

 2015年9月下旬に、岐阜県岐阜市を訪れました。自転車で街中を散策中に、長良川沿いで見つけた蛙を紹介します。

蛙@やすらいの碑
Fig. 1 蛙@やすらいの碑

▼ 真顔で正面を見つめる

 JR岐阜駅から長良橋通を北東方向に約20分進むと長良川(Fig. 4)の右岸に着きます。右折してすぐ、長良川温泉ホテルパークの隣りの空地があり、蛙を含むオブジェ、やすらいの碑(Fig. 3)が設置されていました。空地は、岐阜公園の一部になっています。

 黒色と白色のまだら模様をした御影石の上に、石製の輪(Fig. 2)、空を仰ぎ見る瓢箪型の徳利を腰にぶら下げた銅製の童子(Fig. 2)、四つ足で踏ん張り真顔で正面を見つめる青銅製の蛙(Fig. 1)が据え付けられています。2005年に岐阜県労働者福祉協議会が、労働問題に貢献した故人を慰霊、追悼する為に建立しました。

輪、童子、蛙
Fig. 2 輪、童子、蛙
▼ 労働者のためのサービス

 毎年10月に、碑前で社会貢献顕彰者追悼式を開催しているそう。協議会は、住宅や結婚、旅行などに関する労働者のためのサービスを幅広く展開しています。

 また、岐阜公園には、動物園や水族館、岐阜県立図書館など様々な公共施設がありましたが、リニューアルにより姿を消し、代わりに織田信長に纏わる歴史を展示、体感する施設ができました。一方で、目立たない場所にひっそりたたずむ碑も、永く大切にして欲しいものです。

やすらいの碑(全体)
長良川
Fig. 3 やすらいの碑(全体)
Fig. 4 長良川

やすらいの碑 岐阜市湊町397


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